2024年07月30日
こんにちは。東京オフィスの小島です。
皆さんは映画館で「4DX」というシートで映画をご覧になったことはありますか?
「4DX」というのは最新の体感型劇場上映システムで、映画の作品中のシーンに合わせて、座席が上下左右に動いたり、風、水、香り、煙などが出てくるアトラクション効果のあるシステムです。
例えば雄大な景色を鳥のように飛んでいる場面で、座席がふんわりと上下したり、
地響きのある場面では椅子も同様に振動したり、水しぶきが飛んでくるシーンで、
実際に水しぶきが飛んできたり(すぐ乾く程度に加減されているのがすごいところ)するといったものです。
「4DX」の中にも、3D眼鏡をかけて立体的な映像を見ながらさらに座席の動きのある「4DX」と、映像は従来のような平面の映像を見ながら座席の動きのある「4DX2D」があります。
他にも「MX4D」という、「4DX」の動きに加えて、よりソフトな動きも追加されているものも体感型劇場上映システムの仲間です。
今回私は「キングダム 大将軍の帰還」を、システムは「4DX2D」で見てきました!!
「キングダム 大将軍の帰還」は漫画『キングダム』を原作とした映画シリーズで、
山﨑賢人さん主演で2019年4月に第1作、2022年7月に第2作、2023年7月に第3作、そして今回、2024年7月に第4作「キングダム 大将軍の帰還」が公開されました。
2024年6月の終わり頃から映画の公開記念として、テレビの金曜ロードショーで第1作、第2作、第3作がオンエアされていたので、テレビでご覧になって気になっていた方もいるかもしれませんね。
私も金曜ロードショーで、第1作、第2作、第3作を再度鑑賞して、第4作が見たくてたまらなくなり、公開してすぐに劇場で見てきました。
映画の上映前に4DXでどんなアトラクション効果があるかの説明映像があり、実際に座席が動いたり、風、水、香りなどが出てきたのですが、同行者曰く「他の映画だと、映画の最中よりもこの部分の方が動きが大きいよ」
とのことだったので、映画のストーリー重視で4DXはあまり期待していなかったのですが、、、、
「キングダム」は中国の春秋戦国時代末期が舞台で、漫画はまだ簡潔していないものの、
中国史上初めての中華統一を目指す人々のストーリーなので、基本的に戦いのシーンが多くなります。
第3作目が、神のように強い謎の人物から急襲をかけられたシーンの途中で終わったので、
今回の第4作目はそのシーンから始まり、、、、
早速座席が激しく揺れ、何度か刀で切られたり、数メートル突き飛ばされたかのような衝撃があり、体勢を立て直してシートに座りなおさないといけないほどでした。
飲み物や食べ物を手に持っていたらこぼすこと間違いなしのレベルです。
その後の映画の中身については詳しくは書けないのですが、それぞれの役者さん、スタッフさんがそれぞれ本気を出して作られているのがひしひしと伝わる作品で、殺陣(たて)やアクションについても、どれも目が離せない素晴らしさ、でありながら時々漫画らしい、現実にはあり得ない動きが組み合わさって
見ごたえがある・・・のに4DXで揺さぶられて、見て感動するのと体感するのとで忙しいほど。
4DXのすごさのみならず、登場する人物を演じる役者さんも、筋肉隆々の大男の役をする役者さんが18キロ増量(脂肪じゃなくて筋肉で増量してると思われます!)したとか、別の役者さんはそれに対抗して15キロ増量したとか、女性の役者さんでも今までになかった筋肉をつけて臨んだりとか、普通のアクションができる方でも、さらに怪しげな動きの風変りなアクションを苦労して体の芯までしみこませて演じたとか、普通の映画で見るより数倍大変なことをこなして撮影に臨んだという情報がありましたが、
それも納得の迫力。
ストーリーの点でも、役者さんやスタッフさんの活躍の点でも、そうそう、4DX技術者さんの活躍についても、「それに比べて私たちはこれほどのエネルギーをかけて自分の人生を生きているだろうか」と思わせられる作品でした。
暑い毎日と単調な毎日に心がしおれそうな方には、ぜひ見ていただきたい作品です。
4DXでなくてもいいので、できれば、第1作目~第3作目までご覧いただいて、続けて第4作目を見ていただくと感動を共有できるかと思います。
感動で心に栄養を与えて、暑い夏を乗り切りましょう!