2023年12月11日
みなさん、こんにちは。
スタッフの『黒帯』と申します。
今回はJR信越本線の「横川駅」そして横川駅に隣接した横川運転区の跡地に建設された「碓氷峠鉄道文化むら」に行ってきました。
まず、信越本線ですが北陸新幹線が開通するまでは高崎駅から軽井沢駅、長野駅、
直江津駅を経て新潟駅に至る路線でした。
新幹線開通後、横川駅と軽井沢駅間の廃止および一部の区間が第三セクターに
移管され信越本線は3区間に分断されました。
新幹線開通の煽りを受け細切れにされた信越本線ですが群馬県側の終着駅が
横川駅となります。
その横川駅ですが、かつては碓氷峠を越えて軽井沢駅へ複線電化の線路が繋がっており、碓氷峠越えの拠点駅でした。碓氷峠には最大66.7‰という国鉄・JR史上最急勾配があり、列車が走行するためには補機であるEF63を連結・解放する必要がありました。
この横川駅は碓氷峠を越えるための重要な駅だったといえます。
と、信越本線の御案内はこれぐらいにして…
列車に揺られ…
横川駅に着きまして…
横川に行った時は必ず食べることにしている『峠の釜めし おぎのや』の駅そば。
朝食ということで駅に併設しているそのお蕎麦屋さんで土日祝日限定の「親子そば」
を頂きました。
玉子天と鶏むね肉が2切れのった温かいそば。
駅そばよりワンランク上の味。美味いです。
美味しいおそばを食べたら、今回の目的地「碓氷峠鉄道文化むら」へ向かいます。
この碓氷峠鉄道文化むらに保存展示されている車両ですがとても豪華で
貴重な車両ばかりです。
まずは、189系、EF63-12号機、EF63-25号機。
このEF63こそ「信越本線、横川 - 軽井沢間の碓氷峠専用の補助機関車としての役割に
特化して開発された機関車」です。
189系はエル特急「あさま」等で運用されていました。
189系のうち台枠・連結器の強化などの通称横軽対策を施した車両のみが、電気機関車EF63形の推進・牽引による無動力運転を行っていました。
また、信越本線とはあまり関係はないのですが「EF30」も展示されています。
この電気機関車は関門トンネルを挟む下関 - 門司間を直通する客車列車・貨物列車の
牽引する際に直交流双方の電化方式に対応する交直流電気機関車として使用されました。
直流電化区間である関門トンネルと交流電化区間の門司駅を直通可能で、
なおかつ関門トンネル内の22‰勾配において重連で1,200t貨物列車の牽引が可能な性能を備える交直流電気機関車として本形式が開発されました。
なお、本形式は世界初の量産交直流電気機関車であるとのことです。
まさに渡し舟といった電気機関車かと思います。
車体は関門トンネルの海水による錆(塩害)を防ぐため、防錆対策に効果を上げていた
ステンレス板を車体外板および屋根上機器箱に採用し、その他の機器箱類や金属製の露出部品についても、極力黄銅などの錆びにくい部材を選択して塩害対策としています。
続きまして「EF58」
この電気機関車はかつて大量に製造され「ブルートレイン」や「お召列車」を
牽引しておりました。
とまぁ、展示車両はまだまだ、ありまして全てご紹介したいのですが…
全部となると膨大になりもの凄く長いブログになってしまうので私が好きなほんの一部の車両を御案内させていただきました。
また、この碓氷峠鉄道文化むらですが、車両の展示以外にも「トロッコ列車・シェルパ君」や「ミニ列車」に乗車できます。
更に当施設が実施する学科・実技講習を受講し、その修了試験に合格することで後日、
施設内の線路でEF63形電気機関車を運転することができるようになります。
しっかり鉄分を注入し、満喫していたら…
あっという間に昼過ぎです。
お昼ご飯はもちろん「峠の釜めし」。
駅弁は蓋を開けるのが楽しみですね。
見た目が美しいですね~。そして、美味い。
東京駅等でも駅弁は買えますが、やはり駅弁は現地で買って食べるのが1番かと思います。
味は変わらないとは思いますが…
現地で買って食べると旅気分も味わえる為か+αの効果もあってかさらに美味しく
感じます。
他の見所としては信越本線の廃線跡を歩けるツアーやハイキングコースもありますので
ご興味を持たれた方は是非、行ってみて下さい!
ファミリーで楽しめますし…
また来たくなるそれくらい魅力ある所です。
この日は鉄分多めの1日でございました。
最後までお読みいただきありがとうございました。